支離滅裂な経済認識の日本人

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090123/1232711025

つまり日本人の多くは潜在的景気対策アレルギーとしか言いようがないような気がするのです。口では景気対策なんとかしてくれと言いながら、実際そうした具体策になると提案段階で潰される可能性がかなり高いです。ホンネとしては「デフレのまま景気回復してくれ、もちろん俺の給料はインフレでないと嫌だ」というところでしょうか(はぁ?)。

そういう民意を善導・啓蒙するのが「本来の」マスコミの仕事なんですが、日本のマスコミはいかに視聴者に受けるかというスタンス以外は持っていませんからね。
「物価」「不況」「給与」といった経済というモンスターの切断面が、どのように繋がっているのかという視点が報道には欠けているし、そんなのTVの中心視聴者である一般的な中高年層にはどうでも良いことなんですから。
そりゃ部分部分で考えれば、物価は下がった方が良いし、景気は回復した方が良いし、赤字国債は出さずに財政再建をした方が良いし、給料や年金は上がった方が良いわけです。