政治

ギリシャと日本 〜おそらく同じ問題

とはいっても私はまっとうな思考力を持っていると思っておりますんで、ギリシャが財政破綻寸前だから日本もそうだと騒ぐつもりじゃござんせん。つまり、こういう問題だってことなんです。 勝間和代(経済評論家)×高橋洋一(嘉悦大学教授)vol.2「経済成長なしの…

こういうのに即座に突っ込みを入れたいのだけど

最近ツイッターを始めたのでちょっとブログ更新を怠っています。色々書きたいことはあるのですけどね。さて、とりあえずちょっとだけ。 需給ギャップ解消による脱デフレはマイナス? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba デフレ解消と財政出動…

アメリカの皆保険制度について

アメリカ議会の下院で皆保険制度の法案が可決されたそうです。 これが「不健康大国」「デブ帝国」と揶揄されるアメリカを変革することになるでしょうか? 欧米では、学校教育に家庭科、つまり生活に必要な料理、裁縫などを学ぶ課程が無いと聞きます。そのた…

世の中ミクロ馬鹿ばかり

どういうことかというと↓ね。 2010-03-09 こういうことを書いている人たちは、日本がデフレ不況のために背負わなくても良い負荷を背負ってるってことまでは考えが及ばないんでしょうねえ。 デフレ不況ってのはいわば経済の針を逆に回すこと。リスクを取って…

増税議論を誘導している首魁は誰か

最近本当に忙しい。腰を落ち着けて考えたくても全然手にもつきません。 暇人也氏のところで重要なエントリが上がっていたので。 VARを推奨する計量経済学者として有名なクリストファー・シムズ(プリンストンのHP)が、ゼロ金利制約下における金融・財政政策…

増税で財政再建は不可能(ただし条件付き)

以下のように考えてみましたけど、日銀が日銀理論によって自家中毒に陥っているように、財務省も財務省理論に自縄自縛に陥っているだけなのかもしれません。 日銀は物価の安定と貨幣の信頼のみに注力し、財務省は歳入と歳出のみ注力した結果、それが経済全体…

JALの顛末は世代間断絶の現出

最近忙しくてなかなか書けません。 2010-01-13 (前略) 現役社員にとっては、将来の年金なんかより「今、自分の働いている会社が潰れるか潰れないか」の方が重要だ。年金減額に賛成することによって倒産が回避できるなら、その方が余程マシと彼らは考える。…

あけましておめでとうございます

2010年の年が明けました。 本年は日本経済にとって要(カナメ)の年になると予想されます。 「"35歳"を救え」というNHKの報道番組が放送されたのは昨年の春頃だったでしょうか。 あの番組の通り、1999年後半から2000年代初めにかけての第一期就職氷河期世代…

もう一声、欲しいところです

経済、株価、ビジネス、政治のニュース:日経電子版 成長戦略、3%成長めざす 名目年平均、20年GDP650兆円 政府は28日、成長戦略策定会議(議長・鳩山由紀夫首相)が30日に決定する新たな経済成長戦略で、2020年の名目国内総生産(GDP)の目標数値につ…

「そろそろ、出口戦略かな?」「まだ入り口にも入ってないよ」

平気でウソをつく人 池田ノブーセンセイのブログを見ると、現状が経済の実力であり、現状を不況と見なして景気対策をするのはバラマキであり無駄と言いたいみたいですね。 池田信夫 blog : 財政赤字はフィクションか このように長期的な財政危機を考えないで…

藁人形に釘を打つ人々

江戸時代、医者になるのに特別な免許は必要なく、医者を表明すればその日から医者を名乗れる志せば誰もが医者という話がありました。 ヨーロッパでは中世から大学に医学部が設立され、そこで学んだ者(ラテン語の習得が不可欠でした)が内科医となり、本物の…

間違った情報を正すことは誰にもできない(追加)

私が、民主主義の根本の問題のひとつとして考えられると思っていることは、民主主義とは衆愚制の危険性をはらんでいるのではなく、常に何割かの衆愚性を抱えておりそれを正すことは誰にもできないということなんである。 どういうことかというと、たとえばこ…

複雑な問題と連鎖問題

2009-11-23 - A.R.N [日記] 例えば日本では明治期まで脚気は国家的な問題となるほど重要な問題だった。今ではよく知られているように、脚気の原因はビタミンの欠乏という非常にしようもないものである。しかしながら、日本の脚気史などを読むと、 他方、外国…

東芝…無茶しやがって

世界の経済学者は日本の失敗から学んでいるのに、当の日本は…… - くじらのねむる場所@はてなブログ http://www.business-i.jp/news/flash-page/news/200911210121a.nwc 「新しい価値を創造して、何としてでも価格下落を食い止め、反転上昇のスパイラル(連…

経済に関するごく当たり前の視点

「戦争は数だよ、兄貴」 経済もまた然り。 「戦争は数だよ、兄貴」 (追記、そして解説) これは機動戦士ガンダムのドズル・ザビ中将の言葉なんですけど、事業仕分けなどという三文芝居を見ていて思ったことなんです。 先に日経平均やTOPIXや奈落に落ちかけ…

労働生産性は大事ではあるが

池田信夫 blog : 賃金を上げる最善の方法 これを読んで「なるほど!労働生産性を高めなければならないのだな」と思った人は池田センセイに騙されてます。 なぜなら当のテイラー教授の提示したグラフは全く持って当然、長期的には古典派経済学の理論が成立す…

マスコミはなぜか清算主義が大好き

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20091108/1257661998 森剛志・橘木俊詔著「新・日本のお金持ち研究」で気になることが書いてあって、2004年の調査だが、5年前と比べて自分の資産が増えたと答えた富裕層が6割以上いるし、一般国民の低所得化についても自…

シノドスセミナー出席しました

丸一日の講義の後、田中秀臣先生を囲んで少人数で食事となり講義(議論?)の継続って感じでござんした。 各位、そのせつは大変お世話になりありがとうございました。 さて、今日一日の講義で久しぶりに脳みそを絞りつくしたという感じ。 大学時代もこれくら…

クルーグマン先生いわく「馬鹿な考えの破壊力をけっしてあまくみてはならん」

http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009110300241 えー、一部では鋲打ち革ジャンと鎖付き鉄球が大売れ、製造メーカーはストップ高の模様です(世紀末覇者的に) left over junk 大恐慌からえられた教訓を1つ挙げると,「馬鹿な考えの破壊力をけっしてあま…

どうやら殿は気が触れられたようです

2009-11-03 経由 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2009110300241 インフレ的政策は採用せず=日銀の白川総裁 日銀の白川方明総裁は3日都内で講演し、「国債という借金の実質的な価値を目減りさせるためインフレ的な政策を採れば、さまざまな問題が起こ…

鳩山内閣は経済成長ではなく国民生活の豊かさに力点を置くらしいよ

経済成長率に偏重せず、国民生活の豊さに力点をおいた経済を目指すってさ - くじらのねむる場所@はてなブログ もちろん豊かさを測る指標は、GDPだけではありませんが、よく使われる指標であることも事実。鳩山総理のいう「豊さ」って何でしょうね? しばらく…

農業に未来があるなんて誰が言った?

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20091031/1256983993 建設業がダメだとしたら「より生産性の高い産業」*1へのシフトが必要とされるわけで、「より生産性の低い産業」である農業へ逆戻りするというのはまるであべこべじゃないか。 http://d.hatena.ne.jp/…

Haltan氏の湯浅誠氏批判は歪み切っている

私は基本的に白猫黒猫論(「白猫も黒猫もネズミを捕る猫は良い猫だ」ということ)に賛成する考えなので、Haltan氏が主張する湯浅誠はアナーキストだという批判には「ハァ?」としか思えない。 Haltan氏は湯浅誠氏批判に非常に長文を書いているのだけど(しか…

問題は反知性主義ではないか

2009/10/18,修正追記 http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20091016/1255649283 しかもメディア人の多くが「経済成長の時代は終わったのでこれからはそれを前提に持続可能な・・・」などと寝言を言っている。経済が成長しないで持続可能な福祉社会などあり得…

自己責任論の百鬼夜行

http://d.hatena.ne.jp/omaerahayakushine/20091014 「ドキュメント高校中退」を読むと、貯金どころか計画的にお金を使うことすら望めない人がいるということが分かるだろう。計画的に生活をするということ自体がしつけと教育の賜物であって、それが無ければ…

Haltan氏ってなぜ人に万能性を求めるんだろう?

http://d.hatena.ne.jp/HALTAN/20091015/p1 Haltanって映画とかマスコミ関連の話題には鋭い文章を書くのに、湯浅誠氏にはやたらトゲトゲしいんだよね。しかもやたら万能性を求めているような節があるのが殆どヤクザの言い掛かりに近いような感じすらある。 ■…

何も難しいことではないし矛盾してもいない

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090908 日本の国民は単にこう考えているだけなんです。「小さな政府にして国民負担を減らすべきである。天下りは禁止し歳出を削減するべきである。無駄を削減するべきである」 そして 「社会保障は充実するべきである。…

若者よ、選挙に行こう

どの政党に投票すれば良いのか 若者から良く言われるのが、どの政党に投票すれば自分の思う政治が行われるのかわからない、どうせ投票しても何も変わらないという言葉だ。 だがこういう時、何も考えずとも社会を変える方法があることを知っているだろうか。 …

選挙に行ってきました

特に言うべきことはありません。 2009-08-30 - WATERMANの外部記憶 でも書きましたが、基本的に現状を変えるべきならば否定を、変える必要が無いと考えるならば肯定すれば良いからです。

解決策は無い(高齢化する故郷を思って)

最近はエヴァンゲリオンの事ばかり書いているのでちょっと目先を変えてみようと思う。 私、盆休みに北陸にある故郷に帰った。 彼女いない歴=年齢(三十余年)という名実共に非モテを自称する私は、盆暮れとゴールデンウィークには実家に帰省するのが習慣な…