女王陛下、それは良いご質問です

しばらく前、イギリスのエリザベス女王陛下が、サブプライム問題に端を発する世界金融危機についてロンドン・スクール・オブ・エコノミクスLSE)のルイス・ガリカノ教授に「そんなに大きなことだというなら、なぜみんな気づかなかったのですか」と質問されたという記事がありました。
この質問について、フィナンシャル・タイムズ、FT国際貿易デスク、アラン・ベイティーが陛下に上奏した文章がニコニコ動画にあがっておりましたので紹介したいと思います(イギリスの知識人とはなんとも諧謔に富んだ人たちだあね)。
D
http://news.goo.ne.jp/article/ft/business/ft-20081117-01.html
さて、聡明な女王陛下に対して説明するという立場に立たされた時、悪しき何者かによって引き起こされたなどという説明では納得しないでしょうし、陛下の愛するイギリス国民の何者かに責任を負わせることも、もちろん特定のどこかの国に責任を押し付けることもできないわけで、国民も、政府も、金融関係者も、それぞれの立場において馬鹿になり無責任になっていたのだと答えざるを得なかったわけです。
正直、私にはこのやり取りがとてもうらやましく思いました。
翻って、もし天皇陛下が「国民はなぜ20年もの間、経済不調に苦しんでいるのですか」と問われたとき、日本のエコノミストたちはどのように答えるでしょうか。

与太:
うーむ、どうにもキリッとした文章ににならん。