何だこれは、たまげたなあ(低所得層と高所得層の所得の違いに)

404 Blog Not Found:所得税納税額ゼロのあなたも手取りが100%ない理由
小飼弾氏のブログに非常に気になる話が記載されていた。
そこにあったエクセルデータをちょっといじってみたのが次のグラフなんだけど...

横軸は弾さん作成の等級をそのままつかっているので本当はもっと間隔が開くけどね。
とはいえ、高所得者は公的負担が増すとは言われるけど、これはちょっと酷いんじゃないかと。
何が酷いのかというと、低所得層はそもそも可処分所得が余りに少なすぎるんじゃないのかと言うこと。
グラフ化して初めて実感できるというか、例えば年収300万円くらいの貧困家庭って珍しく無いとは思うけど、このグラフから見ると、年収600万円、果ては年収1000万円の層とはもうライフスタイルそのものが違うってことが分かる。
特に子供を持つ家庭で考えると、可処分所得が3倍4倍違うとなった時、子供に与えられる生活環境や教育の質、人生経験に至るまで、何から何まで変わってしまう。
子供の頃から楽器やスケートのレッスンを受けられたり海外でゴルフやスキューバを経験できる子供もいれば、休日や夏休みにもどこにも行けず家でゲームをやり続ける子供もいる。
親だって子供を旅行に連れて行ってやりたい思っていても、所得が少なくてはどうやっても無理なのだ。
「外は外、内は内」というのはその通りなんだけど、なんだろう、天国と地獄は共に国内にあるとしか思えない。
特に「ドキュメント高校中退」を読んで一層そう思うのだ。
これを読むと、貧しいながらも楽しい我が家なんて幻想なんだと思えてくる。
洗濯、入浴、歯磨きといった生活習慣すら身に付いていない子供、病気になっても医者にもかかれず虫歯も治せないために歯を失っている子供、アルバイトで家計を支える子供、十代での妊娠出産、そして貧困の連鎖。

ドキュメント高校中退―いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書)

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