2006-11-06 こりもせずダリ回顧展の感想でも 日記 考察 ダリは臓物系だね。 マグリットやキリコがどちらかというと無機質な感じであるのに対し、ダリは肉体や食欲、苦痛、憎しみ、性欲というものを真正面から見据え絵として昇華させているのだと思う。 デ・キリコ展には余り人が集まらなかったのに対し、ダリ展には人が集まる理由がこの感覚に直接迫る表現によるのかもしれない。 ダリの絵を端的に表現したものを挙げよといわれれば私は「脳の中の小人」を挙げると思う。 あれは非常にダリ的だと思うのだ。