経済成長問題について今考えていること

先の「経済成長平均2%仮説を少しばかり考えてみた - WATERMANの外部記憶」について色々と考えをめぐらしているのだけど、なかなかまとまってくれないので取り合えず断片的なことだけ書いてみようと思う。

  1. 経済成長するということは物入りになるということである。

50年前には固定電話を引いている人すら少なかった。
現代は誰もが携帯電話を持っている。

  1. 多くの「財」は、無くてもなんとかなる。

人類が1000年前2000年前の生活に戻ることは不可能ではないが、単に、短い寿命、飢え、疫病、圧制、略奪といった苦しみを甘受できないだけである。

  1. 多くの財は「必要のため」というより「幸福に生きるため」に求められる。

ユニクロで十分という人もいればユニクロでは我慢できないという人もいる。ユニクロで十分に幸福な人がユニクロでは我慢できない人を贅沢者のように見るのは間違いである。

  1. 多くの人に受け入れられる品は誰にも合わない。