責任者は責任を取るのが仕事

2009-06-12
別に謝ってもらったって何も得られるものは無いのですから、別に謝ってもらう必要は無いと思うのです。

5回は「なぜ」と訊こう - WATERMANの外部記憶
で書いた内容と近いのですが、重要なのは、なぜそうなってしまったのかということをきちっと調査し説明すること、説明責任を果たすことであると小生は思うのですよ。
例えば足利事件について言えば、なぜDNA鑑定が間違ったのか、これは当時の技術による限界という話もありますが、当時の技術でも明らかに別人のDNAという結果が出たという話もありまして、本当の所はどうなのかということが肝心ですし、取調べの際の自白強要についても、担当刑事の独断というより上司からそのような指示があったからだと考えられるのです。
そういうところまでガリガリ調べて今後に役立てるのが重要であって、謝ったところで何の意味も無いと私は思ってしまうのですね。

また、ちきりんさんのところのコメントにも書きましたが、責任者というのは責任を取るのが仕事なんです。
私企業であれば、たとえ知らなくても不祥事に対しては責任を取らなくてはならない。
自分は知らなかったので、というのは通用しないのです。