誰もが不満を持っている日本

2009-07-07 - 温暖化メモ
上記でちょっとした議論になったんだけど…。
日本の問題点って、結局「誰もが不満を持っていて誰もが足りないと思ってる」ってことなんじゃないかと思う。
資産を持っている人は不当に高い税金を取られていると思っているし、エリート層はアメリカのエスタブリッシュメントはもっと貰っているのに自分らは不当に報酬が抑えられていると思っているし、低所得層は低所得層で無能なのに高給を取る奴らがいるから自分らが割を食うと思っている。
今、年金が満額もらえる事が確定し、悠々と引退する年齢の団塊世代でさえ、自分らは若い頃薄給でがんばってきたんだからこれくらい貰えて当然だと思っているし、更に高齢の世代に至っては、現役世代の負担をちょっとでも軽くするために後期高齢者医療保険を導入しただけで老人搾取だと大暴れしたわけだ。
誰もが足りないと思っていて誰もが不満を持っている。だから足りない人のためにちょっと出そうという気が誰にも無い。

アインシュタインは無限の経済成長を否定する - 温暖化メモ
Cru 2009/07/20 23:14
そして、行動経済学によれば貨幣錯覚で人の感じ方はずいぶん変わるというのも重要かと。
名目成長率が伸びれば実質がさほど変わっていなくとも人は幸福になれるようです。(その事の知識を持っていてさえ)

失われた十年で日本の実質成長率は伸びてますが…
みんな物価が高かったバブルの頃を懐かしがるんですよねw
http://cpch.jp/archives/4012

上記の視点が結構重要っぽい。