テポドン発射と専守防衛

産経ニュース

日本に原爆が投下された時点で専守防衛という概念は形骸化したはずですが、被害国である日本がそれを墨守しなければならないというのは皮肉な話です。
核兵器が一国の首都に投下されれば防衛だの言う間も無く敗北してしまう。そして弾道ミサイルは航空機を迎撃する術では防げない超高速で侵攻する能力を持つ。
ミサイル戦争において現実的な専守防衛とは、発射の予兆を察知したら即座に敵基地を叩くという方法しかないのです。
憲法解釈だのなんだので手をこまねいた結果が今のザマです。
なお、額賀防衛庁長官の基地攻撃論を、例によって民主党の小沢代表は「雑駁な意見」と社民党の福島党首は「専守防衛から逸脱し憲法違反だ」と批判したようです。
ま、国を護る気のない連中が何を言おうと勝手ですが、ミサイルは彼らの頭上にも降る可能性があることくらいは理解すべきでしょうね。