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バトルマンガについての考察リンク

大人になる物語、大人になることを拒絶するキャラクター達 - WATERMANの外部記憶 箱庭から出ること、成長すること、大人になること vol.2 - WATERMANの外部記憶 箱庭から出ること、成長すること、大人になること - WATERMANの外部記憶 外への接続、なぜ彼ら…

ハーレム系作品についての考察暫定リンク

異世界の聖機師物語を用いて決断主義をスライスする - WATERMANの外部記憶 天地無用シリーズから物語を腑分けする 〜 幕間 - WATERMANの外部記憶 天地無用シリーズから物語を腑分けするNo3 - WATERMANの外部記憶 天地無用シリーズから物語を腑分けするNo2 - …

劇場版で思うところつれづれ

魔法少女たちはようやく円環の牢獄から外に出て未知の物語を歩むことができるようになった TV版でほむらは言う「私はとっくに迷子になってたんだわ」と。 だが迷子になっていたのはほむらだけではない、マミもさやかも杏子もそしてまどかだって、幾度と無く…

大人になる物語、大人になることを拒絶するキャラクター達

http://d.hatena.ne.jp/tyokorata/20100827 さて、随分と時間が過ぎてしまいましたが、大人になるということについて、考えを進めてみたいと思います。 私が随分以前…、新世紀エヴァンゲリオンがTVで放送された直後でしょうか、時代背景としてオウム真理教に…

箱庭から出ること、成長すること、大人になること vol.2

箱庭から出ること、成長すること、大人になること - WATERMANの外部記憶 さて、前回の続き考えてみようと思います。 前回はグラップラー刃牙を例に、刃牙はそもそも成長の可能性を持たないのではないか、彼が彼のパーソナリティに固執する限り成長できないの…

箱庭から出ること、成長すること、大人になること

さて、それでは物語の箱庭性と大人になることの意味について書いてみたいと思います。 彼らは「成長」するのか?〜成長を描くことの困難〜 tyokorataさんは彼らが物語の箱庭、自分達のルールが通用する世界から出られない理由について、次のように描かれまし…

外への接続、なぜ彼らは外に出られないのか

再構成 〜 主人公であること、ヒーローであること 補論 - WATERMANの外部記憶の続きです。 ドラゴンボールに限らず少年マンガの中には、箱庭から脱出できる機会があるのにあえてその機会を潰して一層箱庭の中でのルール構築に精を出す、という作品が少なくあ…

再構成 〜 主人公であること、ヒーローであること 補論

ルール化された戦いとは何か 〜 主人公であること、ヒーローであること 補論 - WATERMANの外部記憶にて 非常に古典的な解釈になりますが、女性は守り育てる性であり、本能的に戦いを忌避すると言われます。女性がおしゃべり好きでコミュニケーション能力に長…

ルール化された戦いとは何か 〜 主人公であること、ヒーローであること 補論

さて、前回はかなり急いで書いたので、最後がかなり雑駁なまとめになってしまいました。もう少し「ルール化された戦い」という視点で考察してみたいと思います。 「ルール化された戦い」とは 既に私が以前から触れていますけれども、少年ジャンプ連載のバト…

箱庭を超えて 〜 主人公であること、ヒーローであること 補論

うわああっ、id:tyokorataさんに一歩早く触れられてしまったよ。tyokorataさんの論考の方が私の駄文より余程まとまっているのでもう全然書く事ないじゃない…。*1tyokorataさんの論考はとても楽しみなのでワクワクしてますが。 http://d.hatena.ne.jp/tyokora…

悪のカリスマ…?

巷では悪のカリスマと言うと、ジョジョの奇妙な冒険のDio様が一番に挙げられるんでしょうけど、個人的には「マップス」のリプラドウさんがなんともいい味を出しているように思われるのです。 マップス 愛蔵版 2 (Flex Comix)作者: 長谷川裕一,あろひろし,こ…

主人公であること、ヒーローであること Vol.5

さて、前頁を受けて、ジャンプマンガ式路線変更の弊害を整理することにしましょう。 今でこそ「善と悪の戦い」「勧善懲悪」は使い古されたテーマとされています。このテーマが有効に機能したのはせいぜい1990年、共産圏の崩壊まででしょう。もちろんその当時…

主人公であること、ヒーローであること Vol.4

私はジャンプマンガについて書きたいのではなくて、ジャンプマンガから読み取れる主人公像について考えたいと思っているのですが、ようやく前準備が終わったというところです。 路線変更の問題点 これまでのエントリを見ていただくとわかると思いますが、198…

主人公であること、ヒーローであること Vol.3

ジャンプマンガと路線変更 先の数作のマンガだけではなく、詳しく調べれば序盤から路線を変更したというマンガは少なくないでしょう。*1ここで重要なのは、路線変更前の作品スタイルがなんであれ、路線変更後はバトル物に、特にトーナメントや武闘会といった…

主人公であること、ヒーローであること Vol.2

ジャンプ系マンガの特殊性 ジャンプ系マンガというのは、ある特殊性を持っていると思います。 これは、もともとジャンプという少年マンガ雑誌が、マガジンやサンデーといった雑誌に比べ後発でありました。小学館のサンデーは、日本で最初の週刊少年漫画誌と…

主人公であること、ヒーローであること

id:tyokorataさんの力作エントリを見ていると、自分の書くことなんてないじゃん、なんて思ったりするのですけど、どうにもムズムズと書きたくなってしまったので、たまには駄文を書き散らすことも悪かーないということで、ちょいとばかり書いてみます。 テー…

歌が無ければダメなのか 〜 Angel Beats!3話感想

私は細かな設定ミスがあると冷めてしまう性格なので、ビール瓶で殴られた場合にありうるのは脳梗塞ではなく慢性硬膜下血腫でしょーと突っ込みたくなった訳ですけど、まあそこはぐっとガマンしまして。 http://d.hatena.ne.jp/tomatotaro/20100417/1271515982…

異世界の聖機師物語を用いて決断主義をスライスする

異世界の聖機師物語のネタバレがあります。

天地無用シリーズから物語を腑分けする 〜 幕間

さて、私がこうやってハーレム系作品について考えようと思ったのは「異世界の聖機師物語」を見て、これってやっぱり他のアニメとは雰囲気が異質だなあと思ったからなんですよ。 この作品、内容に触れない範囲で感想を言うと、今風で言うならば「頭の悪い」作…

天地無用シリーズから物語を腑分けするNo3

梶島天地の特異性 〜 ヒロインの居場所 梶島版の天地無用という作品は、ねぎし版とも、更に他のハーレム系作品とも明確に異なる点があります。*1 それは、他の作品が基本的にヒロインが主人公の環境に飛び込んできながらも、主人公はヒロインと過ごすために…

天地無用シリーズから物語を腑分けするNo2

日常性の視点で考える とくめー氏の発言から引きます。 2008-04-29 - とくめー雑記(ハーレム万歳) たとえば、横島・美神が強いのは、どんなにシリアスな場でもその「日常性」を忘れず己の流儀を貫けるから。だからあの二人には世界が味方する。『ハルヒ』…

天地無用シリーズから物語を腑分けするNo1

梶島版、ねぎし版、長谷川版の違い 先にも書きましたが、天地無用という作品、それも梶島天地というものは、ハーレム系作品の元祖と呼べる作品でありながら非常に特異なものでありました。殆ど記憶を頼りに整理するので間違いがあるかもしれませんが、その違…

ハーレム系作品における矛盾

さて、ハーレム系作品についてちょっとばかり考えてみた - WATERMANの外部記憶の続きです。 ハーレム系作品を特徴付ける要素として、基本的に主人公は特段特技や特徴を持たない少年ないしは青年であり、彼のもとに集まる女の子たちは彼の人柄に惹かれて集ま…

ハーレム系作品についてちょっとばかり考えてみた

アニメや漫画、美少女ゲームには「ハーレム系」*1と呼ばれる作品群があります。 最近、「異世界の聖機師物語」を視聴し、更に「フォトン」、「デュアル!ぱられルンルン物語」を見直す機会があったことから、ハーレム系作品について少々考察めいたことをして…

魔法少女リリカルなのはTheMove1st、見てきました

いや、面白かったです。何も情報を仕入れずに見に行ったのですが(TV版も途中までしか見ていない)、ストーリーは1作目の再構成でしたが、正直舐めてました、これほどしっかりと作られた作品だったとは…、人気が出るのも頷けます。 ただ、一つ残念だったのは…

ええっと、なのはを見てきます

先週はFateの劇場版を見ましたが、こっちについては見ると負けのような気がして悩んでいました。 でも悩むより見た方が精神衛生に良いですね。

声優、郷里大輔さん、死去

情報では、自殺とのことですが、どうにも信じられません。 いや、郷里さんの死が信じられないのではなく、まだ57歳、まだまだ活躍できるというのに自ら死を選んでしまうという現実が信じられません。 年齢的に、男性更年期による精神不安やうつがあったので…

「ヱヴァ:破」感想、旧作の完成度の高さに戦慄が走ったがゆえに

http://d.hatena.ne.jp/KGV/20090707/ 2009-07-09 重要なのは、画面の外で鑑賞している我々は、旧エヴァンゲリオンの存在とその終局を知っているが、ヱヴァンゲリヲン新劇場版の中のシンジ君達は旧エヴァの存在を知らないということなんだよね。 どうも、こ…

「ヱヴァ:破」感想、彼はもうシンジ君じゃないって?

いや、彼は間違いなくシンジ君だよ。 これも上のエントリと同じ。 シンジ君が取るはずの選択は旧作のそれ、ただ一つだけだという前提が無いと出てこない話なわけ。 でも、誰だって何かの選択をするとき、それだけが唯一の選択だと常に信じて選択しているだろ…

正気の中の狂気、狂気の中の狂気(ヱヴァ:破ネタバレ、注意)

2009-06-30 稲葉振一郎先生のところに書き込んだコメントですが、なかなか力作なので転載。